Fig.3-1,楽器全体図(改造後)
色々とパーツを製作しましたが、やっと形になりました。
何度も楽器と合わせて寸法や形を決めたのですが、いざハンダ付けしたり組み立てたりすると、結構誤差や干渉があり、修正するのに苦労しました。(ここまでやってから気がついたのですが、改造前の楽器の写真を撮影し忘れた!)
以下、各部の拡大図と説明を行います。
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Fig.3-2,レバー周り、表側より
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Fig.3-3,レバー周り、表側よりその2
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Fig.3-4,レバー周り、演奏者側より
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Fig.3-5,レバー周り、演奏者側よりその2
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マウスパイプを左手で握り、親指でレバーを押す事でチューニング管を操作します。
レバーがマウスパイプや他の管に干渉しないよう調節するのに苦労しましたが、マウスパイプの曲線に沿って動作するようにしました。
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Fig.3-6,ロータリー部分
ロータリーを動かすロッドの下をトリガーのロッドが通過しています。
当初は裏側を通す予定でしたが、管の配置で意外に空間が狭かったので表側にしました。またレバーの動作や、真っ直ぐチューニング管を押すことにも適したルートとなっています。
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Fig.3-7,チューニング管部分
ボールジョイントを用い、スムーズな動作を実現しました(本来車のキャブレターのリンク用のジョイント)。
ジョイントのすぐ上にあるのがロッドの長さを調節するネジ。
レバーを押していない状態で、チューニング管が全部入った位置から2,3cm出た位置まで調節可能です。
これによって夏場から冬場まで、オールシーズンの音程の変化に対応しました。
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何とか形になりましたが、実家滞在が時間切れとなり、バネが付けられませんでした。
最後の最後でつじつまが合わなくなり、レバーに合うバネが無かったのです。
したがって現段階では指で押し、戻しの両方を操作しています。
次回までには適合するバネを探すようにしたいと思っています。
バネも自作する手もありますが、消耗品なので交換の際にまた製作する必要があります。
そこで市販品を使用してメンテナンスの手間を減らすわけです。。
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