さて、前回は旋盤の購入と材料の仕入れについて書きました。
今回はいよいよマウスピースの製作についてです。
上の写真は旋盤で真鍮の丸棒を掴んだものです。
スケールが分かりにくいですが、素材の直径が53mmです。
この素材をザクザク削ってマウスピースの形を作ります。
図1
マッピを削りだす素材です。
ここから2段階に分けて荒削りを行います。
図2
まずは1段階、灰色の部分を削ります。
図3
次に2段階目を削ります。
完成するマウスピースの図を重ねると荒削りで大まかな形ができていることが分かります。
ここから微調整を行い、徐々に削っていきます。
図4
角を落とし、カップの形状に近づけます。
図5
カップの形を作ります。
ただし、シャンクのテーパーはまだ付けません。
この理由はまた後ほど。
下は図5とほぼ同じ状態の写真です。
図6
左側の部分からマウスピースを切り取ります。
突切りバイトというのを使用して材料に切り込ませ、
矢印部分をどんどん細くし、分離させます。
「マウスピースの製作(その2)」へ続きます。