マウスピース製作第二弾。
今回は主に仕上げについてです。

図7
だんだんマウスピースの形になってきました。
次に左側からドリルを当て、バックボアまで穴を開けます。
長いドリルでは歯が金属に食い込んでしまうため、後ほど反対側からもドリルで穴を開け、貫通させます。

図8
シャンクの内部をテーパーに削ります。

図9
マウスピースを反転させ、穴を貫通させます。
先ほどテーパーをつけなかった理由は、ここで反転させて掴むためです。

図10
カップの形状に削ります。

図11
リムを削ります。

図12
シャンクをテーパーに削ります。

図13
仕上げに布ヤスリで磨けばマウスピースの完成です。
以上が私が考えたマウスピースの製作方法です。
インターネットでは製作過程を一部公開している楽器屋さんもありましたが、
それよりも大学の授業で習った事などを参考に、独自の製作法を考えました。
この方法は今のところ卓上旋盤に最も適した製作方法のはずです。
しかし第1号の製作方法は工具の関係もあり、これとは全く異なる方法で製作しました。
次回は試行錯誤の第1号マウスピースの製作過程を書いていきます。