◎3、マウスパイプへの鉛貼付け

これはマウスパイプや1〜3番管の曲がっている部分に鉛テープを貼るという改造なのですが、 「曲線」部分に貼るのがミソなようです。(注:以下は私の考察です)
ベルクランツについても同様ですが、管に鉛等をおもりとして貼るというのは、 「分散してしまう振動を上手くとどめ、響きに使っている」 という効果があるようです。

極端な例で言うと、金属のパイプと中身が詰まった金属の棒、両方同じ直径でも叩くと音の響きは違いますよね。 パイプは「カーン」という軽い音がし、棒は「ゴーン」という鈍い音になると思います。 それと同じで管の「重さ」が変った事によって、 振動し易さ、つまり響き具合いが変ったのです。

改造の結果ですが、これもベルクランツと効果は同じで、多少の抵抗が増えましたが、 狙った音がスパッ決まるようになりました。


マウスパイプに鉛テープを貼る。


1〜3番管のU字部分に鉛テープを貼る。


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