◎調整

分解した時は一体どうなるかと心配しましたが、何とかそれらしい形に組み立てる事ができました。

ところが、ここで問題発生。 管が差し込めないのです。 どうやら研磨や組み立ての工程で抜き差し管を曲げてしまった様子。 実はこの時点で一つ問題点に気づいたのですが、組み立てる時は管を差し込んでおかなければならなかったのです。 そうしないと管同士の位置が決まりません。 後ほど楽器屋さんに行った際も、「本来はそうやって修理するものだ」と聞きました。 仕方がないので、もう一度ハンダを部分的に溶かし、位置を決めなおしました。

そして管を修正してから水洗いをしんました。 ところがこの時点で分かったのですが、 管が入りにくかった一番の原因は研磨過程で管に入り込んでしまった粗目のコンパウンドだったようです。 水洗いした後にはさほど問題なく管が抜き差しできるようになり、ひとまず安心。


と思った矢先、大問題が。

分かるでしょうか。 何と赤い矢印個所から水漏れが! ヘコ出しで曲げたためか、元々薄くなっていた個所がフラックスで錆びたか、研磨しすぎたか…。 原因はいくらでも考えられますが、とりあえず明らかに漏れています。 大慌てでこの部分にハンダを盛り、穴を塞ぎました。 接合部でもないのに穴が開くとは驚きです。

内部に水がたまっているとはいえ、かなりの勢いで噴出しています。 見づらいですが、右下の緑色のホース付近まで水が飛んでいます。


異常に長い3番管を短く切断しました。


切断前

切断後

両方を約10cm切断しました。 以前書いたように、3番管の奥の方に凹みがあり、元々動きもスムーズでなかったので、短くして抵抗を減らしました。


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ニッカン縦バス改造記その2
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